皆さんは自分なりの練習メニューをお持ちですか?
前回の記事「ダーツのコツ」の中で、うまくなるには投げまくる事が必要だと書きました。
「投げまくる」と言っても練習の質を上げる為に、練習メニューの組み立ては必要かと思います。
今回は「自分の練習メニュー」をまだお持ちでない方の為に、
練習メニューの1例を書こうと思います。(参考になれば嬉しいです)
練習メニュー
- ストレッチ
- 素振り
- いつも通り投げる
- 肘を見ながら投げる
- 通常通り投げる
- セットアップ後に目を瞑って投げる
- 通常通り投げる
- 通常通りカウントアップ
- 目をつぶって(6のやり方で)カウントアップ
- 8.9を繰り返す
- ハーフイット
- シュートアウト
それでは、各項目について説明していきます。
↓初めて間もない方や~CCフライトの方はこちら↓
1,ストレッチ
a.体の側面を伸ばす
両腕を上に伸ばし片方の手首を掴み、体を左右に反らせます。(脇腹を伸ばす感じ)
b.肩回し
可動範囲を目いっぱい使い前後に回します。
ゆっくり回しましょう。
c.首まわし
肩~首のラインがしっかり伸びていることを確認しながらゆっくりまわしていきます。
d.手首伸ばし
手首を伸ばす方の腕を軽く前に伸ばします。もう一方で伸ばした手の指を掴みます。
伸ばす手の手のひらを下に向けそのまま指を手前に巻き込む感じで手前斜め下方向へ引っ張り、手首を伸ばします。手の向きは変えずに、今度は指を手前斜め上方向に引っ張り手首を伸ばします。
「遊び(娯楽?)」のイメージも浸透しているダーツですが、これも立派なスポーツです。野球やサッカーなどと同様に、動かす部位はほぐす様にしましょう。ストレッチ、大事です。
2,素振り
これは字のまま。素振りです。ポイントは人それぞれになりますが、投げるリズムとフォロースルーの腕の形を意識して素振りを行います。回数バラバラでもいいですが、20~30回程度は行いましょう。
実際にスローラインに立って、もしくは、立っていることをイメージしながら行います。
3,いつも通り投げる
通常通り且つ丁寧に投げます。気をつける事はその時々ですが、
- 不必要に肘や体が動かないように
- テイクバック~フォロースルー間の体の動かし方で変に意識しちゃっているところがないか
- 投げ終わりの形はいつも通りか(違和感がないか)
上記3点のように、いつもと違うことや違和感がないかを確かめながら投げます。
4,肘を見ながら投げる
何のために見るのかというと、
・肘の動き方がいつもと同じか(動く動かないにかかわらずいつもと同じか)
見ます。
5,いつも通り投げる
また丁寧にいつも通り投げます。
6,セットアップ後に目を瞑って投げる
セットアップまでは通常通りですが、テイクバックに入る前に目を閉じて変に狙ったりせずに投げます。
投げる時は腕の動きをよく感じながら投げます。投げたら、投げ終わりの形だけ確認して2投目をセットアップします。
→目を閉じテイクバックして投げます。3投目も同じです。
3投目を投げ終わったら、投げ終わりの形と刺さった位置・グルーピングを確認します。ポイントは腕の動きを記憶することです。グルーピングはソフトのブルの大きさを基準にします。バラけたら「雑すぎるから丁寧に」と自分に言い聞かせます。
ブルに入るかどうかはそこまで重要視しませんが、「ブルを狙って立った」位置から「体の感覚で投げた」時の着弾地点の乖離を確認します。
その日の立ち位置決めの材料にもなります。
7,いつも通り投げる
3スローくらい行います。目を閉じた時の腕の動きと、ここでの腕の動きに感覚的な違いがあるかチェックしています。
目をつぶりながらのスローと通常通りのスローのチェックを何度か繰り返すこともあります。
8,通常通りカウントアップ
違和感を感じなければ次にカウントアップを行います。満喫の時は4プレイヤーフルに使って1人で投げるのもありです。
9,セットアップ後に目を瞑って投げると同じやり方でカウントアップ
目閉じカウントアップを行います。6で立ち位置を調整しているので、「ワンブルキープできたらな」程度に投げましょう。
丁寧に投げれていれば1投目が入ったときにLOW TONやHATが出たりすることも...
10,カウントアップを繰り返す
通常と目閉じのカウントアップを交互に好きなだけ行います。
11,ハーフイット
ハーフイットは投げ方が変わらないように気をつけながら投げます。
12,シュートアウト
シュートアウトは1から順に狙います。シングルのみ狙うゲーム→ダブルのみ狙うゲーム→トリプルのみ狙うゲームと行います。3投の余裕がなくなったら失敗する毎にナンバーを飛ばしていき、最後はブルを射抜いて終了の形を目指します。
全方向に投げる機会を失わない為に、猶予がなくなったらナンバーを飛ばす決まりにしましょう。
さいごに
以上、長々と練習メニューの例を書いてみました。
毎回全メニューをする必要はないですが、
実際の体の動きとイメージの乖離(かいり(ズレ))が少なくなるように、または一致させる。という目的をもって取り組みましょう。
Aフラを突破してレーティングを維持するためには立ち位置とターゲットまでの距離感覚、また、動きの再現性を上げていくのと同時に、自分に合った投げ方を身に着けていかないといけません。
(ぶっちゃけ)ここら辺をごまかしながら投げていてもAフラにタッチすることは可能かもしれませんがそれを維持向上するとなると厳しいんじゃないでしょうか。
将来的にとてつもない壁にぶち当たってしまうはずです。
この記事を書いている私はB2タイプです。
どうやら一つづつ解決していかないと気がすまない性質のようなので練習内容も細かく、意識している点も多くなりがちです。
今回ご紹介した練習例が皆さんに合うか分かりませんが、参考になれば幸いです。
ではでは、また次回