投げ方・コツ

ダーツのグリップ(持ち方)の基礎を覚えてスムーズに上達しよう

2018年8月29日

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本記事ではグリップ(握り方)について説明していきます。

(といっても、ビギナーよりになるとは思いますが上級者も情報収集として読んでみてください)

※ダーツの「握り」のこと。握り方を指す。

 

「ダーツの基礎」の一つといえるグリップ。

この「グリップ」は

悩まない人はいないといっても過言ではないくらい、ダーツプレイヤー最大かつ永遠の課題です。

 

こんな方におすすめ

  • グリップ(握り方)の基本を学びたい人
  • グリップが決まらなくて悩んでいる人(決めたい人)
  • ダーツの持ち方なんてあまり考えたことなかった。という人

 

 

 

初めに言っておくと、物の握り方なんてものは日に日に変化します。

それはダーツにおけるグリップも同じで、

ダーツの握り方も少なからず日々変化していきます。

 

「ではどうしたらいいのか?」を基本と一緒に見ていきましょう。

 

ダーツにおいて、グリップ(持ち方)は悩んでしまうけど悩んだら負け

最大かつ永遠の課題と書いておいてなんですが、グリップは悩んだら負けです。

といっても絶対に悩んでしまいます。上手くなりたいと思えば思うほどに。

 

ですが悩むのはほどほどにして、「今自分が気持ちよく飛ばせているかどうか」を基準に考えるようにしましょう。

 

もし、今手元にダーツがあるのでしたらこの記事を読み進める前に、実際にダーツをもって一度構えてみてください。

(教わった持ち方とかではなく、自然と持ちやすいように持ってみる事)

今のその持ち方が今のあなたのグリップの基本形かもしれません。

 

気持ちよく(違和感なく)投げる動作(ダーツを放す動作)が行えるかを基準に考える

 

ダーツのグリップ(持ち方)の基礎

「グリップ(持ち方)は悩んだら負け」なのであれば別に考えなくてもいいじゃん。と思うかもしれませんが、

知っててやらないのと知らなくてできないでは大きな違いがあります。

  • ダーツのどこをグリップする(握る)のか
  • なんでこの握り方にするのか、なったのか(グリップごとの特徴)

の2点は知識として抑えておくべきです。もちろん理解度については徐々に深めていけば問題ありませんが、

 

ダーツをグリップする(握る)位置が変わるとダーツの飛び方が変わってきますし

グリップ(握り)の形が変わると手離れと振った時の手の形に影響してきます。

※手からダーツが離れる時の引っ掛かり具合や感触のこと。(手離れが悪い=手から離れる時に何かしら問題がある)

グリップの形のほか、ダーツ本体(バレルと呼ぶ)の形も影響してきます。

 

グリップ(握り)はいうなればロケット発射台の最後までロケットを支えているパーツです。

※1ダーツを保持し、力がダーツに伝わった瞬間に、ダーツを手からスムーズに干渉なく送り出してやらなければいけません。

角度を出し遠くに飛ばしやすくしようと思って、※2意図的にぎゅっと握りこんだりしてダーツが変な方向をむいてしまうとよろしくないし、逆に干渉しないようにしすぎて、グリップの圧が弱過ぎると※3すっぽ抜けてしまいます

 

※1ダーツの向いている角度を矢角(ヤカク)と言います。矢角=発射角度と思って問題ないです。発射角度が変わると飛んでいく軌道も大きく変わります。(≒仰角)

※2握りこみは、よく、投げる前(腕を引いた瞬間)に発生しますが「握りこみ=よくない」ではないです。握りこみには理由があるはずです。それがよくない理由なのか、問題のない理由なのかを考える必要があります。

※3投げた時にダーツがするっと滑って下に落ちたり山なりに飛んでしまうこと。

 

 

ダーツをグリップする(握る)位置が変わるとダーツの飛び方が変わる

グリップ(握り)の形が変わると手離れに影響する

グリップ(握り)の形が変わると手の開き方に影響する

 

体は全部つながっているので持ち方を変えるだけで、指離れや、腕の振りやすさや体の角度など、様々なところに影響してきます。(良くも悪くも)

ダーツのグリップ(持ち方)の種類

ダーツのグリップには大きく分けて以下の3つの握り方があります。

  • 2フィンガーグリップ
  • 3フィンガーグリップ
  • 4フィンガーグリップ

ほかにも5フィンガ-グリップの方もまれにいます。分けたと言っても、使う指の数で呼び方が変わるだけですね。

そして、グリップに使う(ダーツと接する)指の部分は指先~第2間接付近まで人それぞれで、

  • 指先
  • 指の腹
  • 第1関節付近
  • 第2間接付近

ざっくり分けるとこんな感じです。

 

こう見てみるとすごくシンプルなように感じますが、

グリップの形や使う指の本数によって、特徴が変わってきます。

 

ダーツをグリップする(持つ)位置の基本はココ

グリップ(持ち方)を紹介する前に、ダーツを持つ(握る)位置を確認します。

 

バレルは基本的に重心を持つようにして下さい。

そして慣れてきたら必要に応じて、重心を持ったときの飛びを踏まえて実際のグリップ位置を調整していきます。

※重心を持つと力を伝えやすいです。また、重心を持った時の飛び方を覚えて「基準」にすることで持つ位置を色々試したい時に調整しやすくなります。

 

では、ダーツのどこを持てばいいのか??(どこが重心位置なのか)

 

それは、

 

前後のバランスが取れる点です。

 

  • ダーツの重心位置の写真1
  • ダーツの重心位置の写真2

ダーツ本体の前後の重さによって重心位置が変化します。(ダーツ本体の重心位置も関係しています)
※ダーツ本体の事をバレルという。

 

 

(個人的に、感覚を掴むまでは重心を持って投げ込んだ方が良いと思います)  

 

初めはダーツの重心をグリップする(握る)

左右のバランスが取れる位置が重心位置

 

ダーツを持つ位置が分かったら、それぞれのグリップについて見ていきましょう。

 

ダーツのグリップ‐2フィンガーグリップ‐

 

2フィンガーグリップは、指が少ないため、リリース時の指の干渉が起きにくい反面、2本の指で支えなければならないので安定させるのが難しいです。(初心者の方にはあまりお勧めできません。が、そこは感覚次第。)

 

親指と人差し指でバレルを上下もしくは左右から挟み込みます。

 

 

2フィンガー左右から挟んでいるグリップ

-グリップ-左右から挟んでいる

2フィンガースロー後の手の形

-スロー後-手の甲が上

 

 

ダーツのグリップ‐4フィンガーグリップ‐

説明の関係上、4フィンガーグリップを先にご説明します。

4本の指を使うため、ダーツの保持がしっかりできます。ですが干渉が起こりやすいです。もちろん上手くなってくればきれいにダーツを飛ばす事もできます。

 

指先でつまんで指を揃えるように持ったり、薬指をバレル(ダーツの金属の部分)やチップ(先端のプラスティックの部分)の下に差し込んで持つなど、指が多くなった分バレルの持ち方のバリエーションが増えます。

結局は人それぞれになってしまいますが、とりあえずひとつご紹介します。

 

4フィンガーグリップの手の形

-グリップ-親指がややバレル下にあり小指側も入り込んでいる

4フィンガースロー後の手の形

-リリース後-手の甲が外を向いている

 

 

ダーツのグリップ‐3フィンガーグリップ‐

3フィンガーグリップは初心者にもよくお勧めされていますし、3フィンガーのプレイヤーも多いように感じます。

 

持ちやすさ・干渉し難さ(干渉し難い=指離れが良い。と表現したりする)・バリエーションのバランスが良いです。

 

ちなみに私も現在3フィンガーです。

では、いくつかご紹介します。

 

3フィンガーグリップの形

-グリップ-中指がチップ下に入り込んでいるが小指は入り込んでいない

3フィンガースロー後の手の形

ースロー後ー手の甲が上を向いている。指の形は他と違う

3フィンガーグリップの形

ーグリップー中指はチップに添えられていて、薬指小指も中指に沿うように入り込んでいる。親指はバレルの下側を持っている

3フィンガースロー後の形

ースロー後ー手の甲は外を向いている

 

 

グリップまとめ

以上、グリップについてご紹介してきました。

グリップの仕方はたくさんありますが要点を抑えれば自分に合ったグリップが見えてくるのではないでしょうか?

 

  • しっかりと保持できて、それでいてスムーズに離すことができるか(指がスムーズに動くか)
  • 指のいろんな深さ(指先~第2間接)で持ってみる
  • 握りこみは理由によって良くも悪くもある
  • ダーツの保持は強すぎても弱すぎてもだめ(保持できているけど、後ろからスッと引っ張られたら抜けるか軽く指に引っかかる程度の力加減が基準)

 

ここで、今まで見てきた写真にはある法則がありましたが気がつきましたか?

着眼点は、「(グリップ時の)親指と人差し指の位置関係と4指の開き具合」 と 「スロー後の手(指)の形」です。

つまり、(腕を自然に動かすと)

  1. 親指と人差し指が上下にあると、フォローは、握手の様な形になる。
  2. 小指が入り込むと、親指は下に入り込みやすい(そのほうが楽)
  3. 親指と人差し指が左右にあると、フォローは、手の甲が上を向く。
  4. 小指が開いていると、親指は基本的に側面にくる。

なにが言いたいかというと、

フォローの形はグリップの形で変わります。

いろんなグリップをしたまま腕を振ってみるとわかるのですが、

前腕や手首のあたりなどが窮屈に感じるグリップの組み合わせがるはずです。

 

これは体が連動しているからです。

 

指先だけで「これ持ちやすいからこのグリップにしよう」ではなく、

投げる動作まで考えた体が楽な(筋の張りや痛みなどを感じない)グリップを選ぶ必要があります。

 

実際にダーツを構えてみてもなんかしっくりこないし、別に投げにくいわけでもないんだよなぁ~。・・・どうしよう。と悩んだ場合は、3フィンガーからはじめてみてはいかがでしょうか?投げているうちにきっと自分のグリップが見つかる事でしょう。

 

それでは、また次回

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