この記事では、オンライン対戦が可能な現行の電子ボードを紹介します。
2020年に「DARTSLIVE-200s」が通信対戦に対応したため現行の主要機種はすべて通信対戦が可能ということになりました。
どのボードも優秀な性能を持っていますがそれぞれに特徴があります。
こんな方におすすめ
- オンライン対戦ができるダーツボードが欲しい
- どれを買えばいいか分からない
- 機種ごとの違いってなに?
- 機種選びを間違って買った後に後悔したくない
例えば「グランボードダッシュ」はエントリーモデルなので約10,000円で購入することができますが通信機能や遊べるゲームはグランボード3sと同じで非常に優秀です(アプリが同じ)
その反面、セグメントの交換ができない・刺さる音がうるさい(静音化されていない)といった弱点があります。
音が気にならない環境でそんなに投げないし初めての電子ボードだから「GRAN BOARD dash」にしよう。
ダーツライブと同じゲーム・スコア管理で遊びたいから「DARTSLIVE-200s」にしよう。
といった具合に目的に応じて選ぶとよいでしょう。
アプリの使いやすさやメンテナンス性では「GRAN BOARD3s」に軍配があがりそうですね。
【現行機種】主要な電子ボード一覧
国内のオンライン電子ダーツボードの現行機種は6機種ありますがターゲット社の「NEXUS」は除外しています。
機能早見表
表は横スクロールできます(スマホ/タブレット)
クリックで機種の項目へ→ | DARTSLIVE-200s | GRAN BOARD3s | GRAN BOARD132 | GRAN BOARD dash | VDarts H4L |
人気機種 | 人気機種 | 「3s」の13.2インチVer. | エントリーモデル | 高級機 | |
プレイサイズ | 15.5インチ | 15.5インチ | 13.2インチ | 15.5インチ | 15.5インチ |
通信対戦 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
静音性 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
アプリ連動 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
国内ユーザーの多さ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
専用スタンド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アウトボードセンサー | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
LED機能 | × | 〇(周囲のみ) | 〇(周囲のみ) | × | ◎(盤面発光) |
メンテナンス方式 | メーカー依頼推奨(ユーザーでも可) | 基本的にユーザー | 基本的にユーザー | ×別売りパーツ無し | 基本的にメーカー |
値段 | 約¥27,000- | 約¥27,000- | 約¥27,000- | 約¥10,000- | 約¥58,000- |
作り | 〇 | 〇 | 〇 | △ちょっと甘い | 〇 |
こうやってまとめると、あまり大差ないように見えます(ダッシュを除いて)
現状、
- 国内シェアとメーカーを考えるとDARTSLIVE-200sかGRAN BOARD3sのどちらか。
- 音が結構うるさくても気にならない環境で壊れたら本体買い替えになってしまうけどそれでもよければGRAN BOARD dash(安いし)。
- 高級品が欲しければVDarts H4L
といった感じですね。
dashは作りが甘い所があるので予算があってがつがつプレイしたい場合は200sか3sを買った方が無難です。
音に関しては、静音性が高くなっているとはいえソフトボードですので過度な期待は禁物。夜中に投げたいとか...(家の環境次第ですが)
DARTSLIVE-200s
人気機種の1つです。
- メーカー修理が可能(高いけど)
- ダーツライブと同様のレーティング管理
- ダーツライブ2や3のゲームやエフェクトが楽しめる(さすがに全部ではない)
- ユーザー数が多い
ダーツライブで遊びたい人はこのボード一択になるでしょうね。
定期的に(?)ダーツプロ参戦のイベントが開催されるので運がよければプロとマッチできるかもしれません。
この前(7/20)もプロ参戦イベントやってましたね。(推しの宮副桜プロが出ていました('Д'))
セグメント(盤面パーツ)は単品購入して自分でも交換できますがその時点でメーカー保証対象外になります。
ちなみに修理依頼は費用としては結構お高め..。
ただ、メーカーが作業してくれるので安心ですしセグメントは一式交換されて戻ってくるので、
「機械ものが苦手」「手先が不器用」といった方にとってメーカーに丸投げお任せできる点は大きなメリットです。
交換費用が載ってるページ→セグメント交換ページ
専用スタンドはDARTSLIVEポールスタンドです。(¥12,500くらい)
200sやゼロボードならこのスタンドに付属のビスで止めれます。別売りのボードブラケットを用意すれば別のボードへの載せ替えも可能です。
GRAN BOARD3s
こちらも人気機種の1つです。特徴は、
- ユーザーが修理することを前提としたイージーメンテナンス構造
- 使いやすいアプリと豊富なゲームモード
- ゲーム連動LED演出機能
- ユーザー数が多い
などですね。
設置環境にもよりますがDARTSLIVE-200sより少しだけ静音性では勝っている気がします。
あとメンテナンスのコスト面でも3sは優れています。
チェンジボタンやスパイダー・センサーシートまで部品単位で販売されており自分で交換ができてしまうので、在庫が尽きない限り修理しながら使い続ける事ができるのが魅力です。※セグメントは「1~3シリーズ」と「3s」で互換性がないので必要になった時には購入間違いに注意
公式がパーツの交換動画をYouTubeにアップしているのも親切ですよね。
「不具合があるけどどこが悪いのかわからないよ~...」といった場合でも問い合わせができるので安心。
こういった対応の細やかさはさすがGRAN DARTSさん。
専用スタンドはGRAN POLEです。(¥13,000くらい)
設置の際の高さ調整が簡単でボードの取り付けはブラケットホルダータイプ(付属)です。
ブラケットタイプは載せ替えが楽チンですよね。
今はAmazonなどの大手ECサイトにしか在庫がありませんでしたが少し値上がり中...。(2021/08/01時点)
GRAN BOARD132
欧州ヨーロッパ圏ではソフトダーツも13.2インチが主流なんだとか。
同じ132持ちのプレイヤーを選んで対戦することはもちろん、15.5サイズのGRAN BOARDユーザーとも対戦することが可能です。
(FPSゲームのクロスプレイみたいですね)
接続時にアプリがダーツボードのサイズを勝手に認識してくれるので、同じアプリ内で15.5サイズ/13.2サイズ両方のプレイデータを別々に管理が可能です。データがごちゃ混ぜにならない様に作られています。
GRAN BOARD dash
グランボード2/3/3sと同じアプリでプレイ(通信対戦やスコア管理も可能)できるのにこの価格!
かなり魅力的ですよね。
セグメントの作りが全体的に甘く交換もできないということと、ほかの電子ボードに比べるとうるさいという弱点がありますが、
「投げる頻度が少ない」「音は気にならない」など、人によってはそれほど気にならないかもしれませんね。
VDarts H4L
現行のオンライン対戦ができる電子ボードの中で一番高いです。
- セグメントが光る
- アーケード機(お店に設置してある台)とのクロスプレイが可能
- アーケード機とアプリ内でレーティングが連動(専用カードあり)
- ユーザーは海外勢が多い
- 不正防止(指押し防止)機能搭載
などの特徴があります。
国内シェアはまだ高くなく、値段がお高いのもややネック...。
H4LやH3Lひとつ分の金額があれば200sや3sのスタンドとマット付きのセットが買えちゃいます。
常に設置しておくのが厳しい場合、こんな感じの折り畳み式スタンドもあります。
VDarts さんのH3LやH4Lはアーケード版と同じように盤面が光るのでかなりテンションは上がります。
メンテナンスはちょっと大変そうですね。
※NEXUSは廃版商品のため除外しました。
まとめ
2020年まではオンライン対戦をしたいのかダーツライブと同じがいいのかで「200sか3sか」みたいなところがありましたが、全機種がオンライン対応となったおかげで、より好みで選ぶことができるようになりました。
選択肢が増えたということは迷いやすくなったともいえます。
「長く使うのか・どのくらい投げ込むのか・ライブの環境で投げたいのか」など、
それぞれの希望をよく整理して(比較表を活用しつつ)自分にあった1台を見つけましょう。