値段だけを見て安さだけで選んでしまうと失敗に繋がりますが、本記事では練習環境も考慮したうえで安いボードをご紹介します。
なるべく安いボードが欲しい場合でも、ボードの買い替えなのか、(設置も含めた)初めての購入なのか。によるトータルコストの違いや、音、長持ち度には気を付けた方がいいですよ。
こんな方におすすめ
- 安いボードが欲しい
- 手頃でコスパいいのが欲しいな
- この予算でまともなの買えるのかな?
- 初めてのボード選びで失敗したくないな
ダーツボードの価格帯
明確な価格帯による分類があるわけではないですが大体こんな感じになるかと思います。
ソフトボード | ハードボード | |
高価格帯:20000円~ | ネット対戦できる家庭用電子ボードはココ | 超高級品 |
中価格帯:5000円~20000円 | 継続練習するならこの価格帯から | 中級品~高級品 |
低価格帯:~5000円 | お試し、割り切り購入なら | ペーパーボードなどが存在(選択肢に入れない方が良い) |
今回は予算として選ばれ易い5000円以下、10000円以下で探します。
予算別おすすめ機種ピックアップ
それぞれ5000円以内、10000円以内でのピックアップです。
値段が高い順に紹介していくので下に進むにつれ安くなります。
予算10000円編
予算10000円以内の時、候補に挙がってくるダーツボードの紹介です。
グランダーツ グランボードダッシュ
10000円以内にして唯一、しっかりした通信電子機能が搭載されています。
- 通信対戦ができる
- 豊富なゲームメニュー(CPU戦もできる)
- レーティング管理ができる
専用アプリとのBluetooth接続が必要ですがグランボード2/3/3sと同じゲームや通信対戦を楽しむ事ができます。
10000円以内にも関わらず優れた通信機能を搭載している反面、
- セグメント交換ができない
- 刺さった時の音が大きい
といったハード面の弱点もあります。
音が気にならない環境・投げる頻度が少ないなど、弱点を克服できる人にはいいかもしれませんね。
ダーツライブ ゼロボード
数年前からずっと「静音ソフトボード」の看板を背負ってきた実績あるダーツボードです。
- 静音性はTOPクラス(ソフトボードの中では)
- ダーツボードサラウンド付属
- 長年の販売実績
- セグメント交換可能
流石にEVA素材のボードやハードボードには負けますが、初めてこれを使った時の感動は今でも覚えています。(すごく静かだった)
ディークラフトさんの「スパイダープロ」の様にボードホルダーはついていませんが代わりに(?)ボードサラウンドが付いています。
実績≒信頼みたいなところがありますから安心したい人はぜひコチラのボードを。
トリニダード 15.5インチブリッスルボード
こちらはソフトダーツ規格のハードボードになります。
ソフトダーツで投げる場合1000円前後の※コンバージョンチップが必要になりトータルコストはゼロボードより高くなってしまいますが、
音は間違いなくこちらの方が静かです。
- ハード特有の高い静音性
- 麻素材なので刺さった角度が分かる
- 弾かれる事がほぼない
コンバージョンチップは固く鋭いので万が一壁や床に当たってしまうと普通に刺さります。注意しましょう。
※コンバージョンチップ:ソフトダーツのバレル(矢)でハードボードに投げる時に使う硬質のチップ。金属製/カーボン製など種類があり特徴も少し違う。
プラスチックチップのままだとハードボードが痛みやすくなるために付け替えるが、自宅練習では付け替えない人もいる。もしお店などで他人のボードに投げる時は付け替えるのがマナー。
予算5000円編
予算5000円以内の時、候補に挙がってくるダーツボードの紹介です。
ダーツボード「スパイダープロ」
ちょっとだけ5000円をオーバーしてしまいますが1年前に発売されたばかりの静音設計されたダーツボードです。
- セグメントの交換が可能
- ダーツボードホルダーが付属
- 静音設計
ボードの裏面に付けるクッションも付属しています。
刺さる時の音の響きや設置後のボードのガタツキに関係してくる部分なので地味に嬉しいですね。
ゼロボードもスパイダープロも音は同じくらい静かですが、刺さった時の音の質(高さ?)が少し違います。
個人的にはスパイダープロの低めの音が好きですが「刺さりにくい」といったレビューが書かれているところも見受けられます。
ソフトボードとチップの相性問題は昔からありますし、
スパイダープロに関してはまだ1年しか経っていないのでもうちょっとデータが欲しいところですね。
(僕が前に投げた時には弾かれやすいという印象はありませんでしたが)
ディークラフト スパイダーEVA
これもディークラフトさんのダーツボード。
EVAという素材で作られている一風変わったダーツボードです。
- 軽い
- 安い
- 設置コストがめちゃ安い
- めちゃ静か
という特徴があります。家投げにはうれしい特徴ばかりですね。
EVA素材はビーチサンダルの底に使われているぐにゃぐにゃするスポンジみたいなやつだと思ってください。
そのEVA素材を使っているので安くて軽い。しかも衝撃を吸収してくれるので麻素材のハードボードに次いで静かですが、本体に直接刺さるので投げたら投げただけ穴が空いてボロボロになっていきます。
たくさん投げ込みたい人には耐久力が物足りないかもしれません。
ちなみに厚さは35mmありますが、先端の長さのあるハードダーツや投げる力がすごく強い人だと穴が貫通してしまう可能性があるので注意してください。
このボードは壁や扉などに両面テープで貼り付けて設置するため釘などを打ち込む必要がありません。
「初めてだからお試しで導入してみたい」など、その人の状況によっては大きなメリットですね。
もし初めての購入ならスタンドが必要かも
もし家で継続して練習するつもりで直接壁に取り付けができないのであればダーツスタンドが必要になってきます(スパイダーEVAなど特殊な物をのぞいて)
- 正規品のダーツスタンド
- パーテーション(ワイヤーラックみたいなもの)
DIYチックな方法を含めるとスタンドはたくさんありますが知識がないうちは正規品もしくはセット販売されているモノが安心です。
早めにマイダーツを持とう
予算次第ですが付属のダーツを使うよりマイダーツで投げた方がいいです。
- 好きな見た目のマイダーツでモチベーション維持
- 「マイダーツ」というモノに慣れる
という理由があります。
マイダーツはダーツ台が置いてあるマンガ喫茶やドンキホーテなどで2.3千円で入手できますが、ダーツショップで初心者向けのお得なセット が売られているのでそっちを買った方が値段的にもパーツの物量的にもかなりお得です。
安い方を選べばダーツが続かなかったとしても傷口は浅いですし、
少しがんばって5000円出せばタングステンバレルのセットが手に入ります。
まとめ
色んな価格帯のダーツボードが販売されていますがそれぞれに特徴があります。
「安さ」ばかりを気にしていると失敗の原因になりかねないので注意しましょう。